※やや長文です。話はやや軽め
9月6日午前3時。
北海道で観測史上初の震度7を記録する地震が発生しました。
そう。
「北海道胆振東部地震」
です。
43人の尊い命が奪われたほか
全道規模での電源喪失
国内初の
「ブラックアウト」
を経験します。
直接地震の影響がない地域でも、停電により数日不自由な生活を余儀なくされたことは、記憶に新しいところです。
わたしは当時、赤井川村に在住していて、睡眠中に地震に見舞われました。
揺れ自体はそれほどでもありませんでしたが、
30分足らずで停電が発生。
情報は、パソコンとスマホを利用してラジコで収集。
夜が明けるにつれ、深刻で甚大な被害が及ぶことを知ることになります。
実家の母の安否を確認すると、
こんな写真とともに無事のラインが。
呑気なもんです
当時派遣されていた役場業務を2日従事し、実家がまだ停電しているということで
実家へ。
自宅ではローソクを立ててつつましやかに生活をしている母がおりました。
食料や必要な物資を届けに来て、30分たらずで電源復旧したことを良き覚えています。
道民にとって未経験の大規模災害。
道民が防災に対する意識が変容したのも、これがきっかけであることは過言ではありません。
あれから5年。
当時の印象や記憶が薄くなる人も多いことでしょう。
それでも、メディアで取り上げられて、
「あ、その日だった」
と思い出す方もおられるでしょう。
それでいいんです。
私は防災士があるので、日々の生活や着眼点に災害や防災の視点が染みついてしまっていますが、
普通に生活をしている方々は、常に意識することを強いることはありません。
ただ、きっかけの日、、、3.11でも9.6でもいいのです。
毎年来るその日に、ふと当時のことを顧みる。
「忘れない」
それも立派な防災です。