国際女性デーに考える、女性目線の防災

※長文です

3月8日は、1975年に国連により定められた「国際女性デー」です
女性の権利を守りジェンダー平等の実現を目指すために定められたものです。
国際経済フォーラムが、男女格差の指標を示した数値、

ジェンダーギャップ指数

の2023年版が発表されました。日本は、146か国

125位

でした。過去最低です・・・

そして都道府県別の順位も発表されましたが、最新の調査結果で、北海道は47都道府県中

47位

でした💦これは本当に深刻な値です。女性議員が増えた結果か、「政治」分野は11位ですが、「行政」「教育」「経済」はすべて最下位です。状況をまとめられたサイトがあったので、ご紹介します。

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そんな中、HTBが主催し開催されました「ミモザマルシェ」が開催され、当別町の農家が出展すること、女性目線の防災トークセッションがあるとのことで、お邪魔いたしました。

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当別からは、平飼い卵を生産する「ファームアグリコラ」
今年よりジャージー牛乳の契約販売を開始する「ジャージーの箱庭」が出展。

トークセッションは、
「アナウンサーと一緒に考えよう!~女性のための防災~」
「女性の病と『防災』 いざというときの心がまえ

の2つを拝聴いたしました。

進行の森さやかアナウンサー(防災士)と、阿久津友紀氏(HTB・乳がん患者)

森アナウンサーからは、災害対策における、女性目線の準備(生理用品、ノンアルコールのお手拭き)が必要であり、「危機対策の部署に女性が少ない。避難所にも女性の視点を」とお話をされていました。
阿久津さんからは、乳がんを患った患者さんが、病気や体に負担をかけられないことを避難所で言えずにおにぎりを握り続けた能登半島地震におけるエピソードを話し、「男性や周りに言いづらいことを、メッセージカードなどを活用して」と男性の目線ではなかなか思いつかない点について、見識を深めるお話を伺いました。

気になって当別町の「防災マップ」を紐解きましたが、生理用品は「その他」に入っていました。

出典:当別町ホームページ「当別町防災マップ」より

ジェンダーギャップの話と関連しますが、全国的に見ても、確かに危機対策の部署に女性が少ない現実があります。

また、避難所設営の際は町内会の自主防災組織等が動くことになりますが、町内会によっては組織に女性が0であることは少なくありません。

更に、防災士についても、直近の資格保持者は、男性22万人に対し、女性は5万人です。

出典:日本防災士機構ホームページ」「防災士認証登録者の年度別推移 男女別防災士数(年度別推移)」

東日本大震災から13年の本日。あらためて女性視点の防災意識啓発が必要と感じたイベントでした。

企画をされたスタッフ、すべてが女性だったとのこと。
素晴らしいイベントでした。関係されたすべての皆様に敬意を表します。

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