「選挙はお金がかかるもの」
それはみなさん、なんとなくわかるかと思います。
選挙の種類、戦略などがあるため、上を見ればキリがありませんので、それはそれとして
逆に、最低いくらあれば立候補できるのでしょうか。
こたえは
0円
です。
ちょっと極端でしたね。正確には
「実質0円」というべきでしょうか。
どうしてそういう表現かというと、選挙に出馬するには
供託金
というものがかかります。
選挙における供託金とは、当選を争う意志のない人、売名などを目的とした無責任な立候補者の乱立を防ぎ、有権者がふさわしい立候補者を選びやすい環境を築くことを目的とした制度です。なので、「有名になりたい」とか、「バズるから」といった理由での出馬を抑止する制度となります。
立候補を届け出する際に、この供託金を支払った証明で、法務局で供託金を支払うことで、証明書が交付されます。
そしてこの供託金には、あるペナルティがあります。
それは、得票数が一定数を超えないと、没収されるということです。
没収ラインですが、市議選の場合
(供託金没収ライン)= 有効投票総数÷議員定数÷10
となります。
ちなみに、落選しても、没収ラインを上回っていれば、供託金は返金されます。
なので、供託金を支払い、それが戻ってくる得票数になるように、かつお金をかけずに選挙をすれば、実質0円となるわけです。
まあ、そういうことは現実的にはあり得ませんけどね💦
直近の法律で、今まで不要だった町村議会議員選挙にも、供託金を払うようになりました(15万円)。
わたしも払ってきましたので、後には引けません(笑)